完璧を目指す必要はありません
このレポートを読むとなぜ完璧である必要が無いのかが分かります。
自分が最後まで作り上げ、完璧だと思ったものを否定された経験はありますか?
私は完璧を目指してしまったために、逆に自信を無くして凹んだたことがあります。
最初に就いた仕事の事ですが、新人だった私は書類を作成するために、過去の資料や参考書を開いて数日かけて何とか作りました。
そして、いざ上司に提出してみると山の様にビッシリ貼られた付箋と、赤字の修正指示がついて返ってきました・・・
最初に返って来た時は
「ここまで真っ赤になるくらいダメだったのか・・・」
と正に目が点になり、
「初めて出したし、こうなるか」
と、まだ気持ちに余裕がありました。
そこから、その書類に関してはひたすら修正。
付箋箇所の部分を見直して、過去の資料からどう書き直せばいいのか調べ、
赤字で修正指示のあった部分は、言葉の使い方が間違っていないか全部チェックして、
やっと全部修正が終わったので再提出をしたら、前回見落とされていた部分が見つかり再び修正をするという事を繰り返すこと数回。
通常業務と並行して修正作業ではなかなか作業が進まず、休憩時間や残業をすることで何とか受理されるという事をしたことがあります。
何度も何度もダメだしされて書類が返ってくると、自分が否定されているように思えてきて自信がどんどんなくなっていくんですよ。
そうすると仕事へのやる気もなくなっていきますし、再提出するのが怖くなってますます何も言われないように完璧な書類を作ろうとしてしまうという悪循環に陥りました。
今思い返すと全部を仕上げてから提出するのではなく、全体の中で区切りをつけてチェックしてもらっておけば、もっと早く終わったと思いますし、あそこまで自身を無くして凹む事も無かったと思います。
ことわざにも
「急がば回れ」
なんてありますが、まさにこれが当てはまる経験でした。
早く終えるためにも完璧を目指さず、ある程度出来たらその都度チェックしてもらう。
区切りをつけてその都度見てもらえば、作業時間は少なくて済んだので普段の業務の合間でも余裕があったと思います。
チェック側も見る量が少なくて済むのでチェックしやすくなりますし、見落としも減るでしょう。
チェックされたものが返ってきても修正箇所が少ないと、すぐに修正出来ますし
「ここまでは出来た!」
という達成感も得られるので、自信を持って次に進めたと思います。
このレポートを書くために昔の記憶を色々と思い返しましたが、思い出す度に
「何であの時さっさと行動しなかったのかな~」
と反省しっぱなしです。
このレポートを読んでいるあなたは昔の私の様になってしまっていませんか?
一人で時間をかけて完璧を目指さなくても良いんです。
むしろ一人ではやらないでください。
半分以上出来たと思ったらいったんそこで区切りましょう。
そして、そこまでの出来を自分以外の人に見てもらいアドバイスを受けましょう。
第三者の視点というのは絶対に必要です。
学校のテストの時でも
「まずは分かる問題を先に解いてしまって、残り時間で難しい問題に取り組もう。その方が時間に余裕をもって考えることが出来る。」
と言われたことはありませんか?
いきなり100点満点を取ろうとすると時間がかかってしまいます。
まずは簡単に出来る部分を終わらせて、65点くらいを確実に取っておきましょう。
そうすれば時間に余裕のある状態で残りの問題を考えることが出来ます。
しかし、きっと一人で時間をかけても結果は80点くらいでしょう。
残りの20点を取る為には自分で考えるよりも先生に疑問点を質問した方が良い回答が出来るようになるはずです。
時間は有限です。効率よく勉強して自分の目指す未来に着実に進みましょう。
何か失敗しても、その都度修正を加えればいいだけですし、その失敗もあなたの力になります。
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